このブログは私が45歳の時、南山中高等学校(男子部)で中学2年生の英語を担当していたときに発行していた「日英バイリンガル通信」の復刻版です。第1号(1988年)から1992年の第36号(1992年)まで発行しました。生徒は高3まで持ち上がりました。学年が進級するにつれ、英語の語彙と文法のレベルが上がっています。教えた文法の制限内で中身のある英語を書くのには苦労しましたが、案外おもしろかったことを覚えています。各通信のイラストはブログ用に後からつけたものです。2010年3月19日記す。67歳 (残念ながら第7号が紛失したらしく見当たりません。教え子の誰か、まだ保管していたら教えてください。)

2010年3月19日金曜日

[ 6] 両面からものを見る SEE THINGS FROM BOTH SIDES



南山中学校 2年 日英バイリンガル通信 NO. 6  September 19, 1988

両面からものを見る

カーン・セコイア・ホワイト・バード・ウォーキングさんは新任の英会話の先生です。お父さんはアメリカインディアンです。髪型がちょっと変ですが、日本人も江戸時代は「ちょんまげ」でした。
 インディアンと日本人はどこが似ているでしょう。両方とも髪が黒く、目が茶色で、肌の色は黄色です。祖先は共に蒙古人種ですし、両者とも鯨を食べます。またインディアンの言語は音が日本語に似ています。
 私は子供の頃よく西部劇映画を見に行きました。映画では白人が「ええもん」で、インディアンが「わるもん」でした。インディアンが白人を襲撃すると、騎兵隊が現れ、インディアンをやっつけました。やっつけられると私は「あーよかった」と思いました。でも今はそう思いません。インディアンにとっては、白人は「わるもん」でした。白人はインディアンの土地に入り、インディアンを何百何千人と虐殺し、土地を奪ったのです。
 物事は両面から見なければなりませんね。

(推薦図書 朝日選書「アメリカインディアン悲史」 南山図書館にあり)
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SEE THINGS FROM BOTH SIDES

  Mr. Khan, Sequoyah White Bird Walking is our new English Conversation teacher. His father is an American Indian. His hair style looks strange to you, but Japanese people’s hair style in the Edo era was strange, too.
  What is common between Indians and us Japanese? We both have black hair, brown eyes, and olive skin. Both of our ancestors were Mongoloid. We both eat whales. Also, some of their languages sound like Japanese.
  When I was a boy, I often went to see Western movies. In the movies, whites were the good people, and Indians were the bad people. When Indians attacked white people, the cavalry came and killed the Indians. I was happy to see such scenes, but now I am not. For Indians, whites were bad people. They came to the Indians’ land, killed hundreds and thousands of Indians and stole their land.
  We must see things from both sides, mustn’t we?

(I want you to read Asahi Shinbunsha’s “A Sad History of American Indians.” You can borrow a copy at our library.)

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