このブログは私が45歳の時、南山中高等学校(男子部)で中学2年生の英語を担当していたときに発行していた「日英バイリンガル通信」の復刻版です。第1号(1988年)から1992年の第36号(1992年)まで発行しました。生徒は高3まで持ち上がりました。学年が進級するにつれ、英語の語彙と文法のレベルが上がっています。教えた文法の制限内で中身のある英語を書くのには苦労しましたが、案外おもしろかったことを覚えています。各通信のイラストはブログ用に後からつけたものです。2010年3月19日記す。67歳 (残念ながら第7号が紛失したらしく見当たりません。教え子の誰か、まだ保管していたら教えてください。)

2010年3月22日月曜日

[9] 誰が授業中に石を投げられようぞ WHO CAN “THROW STONES” IN CLASS?



南山中学校 2年 日英バイリンガル通信 NO. 9  November 10, 1988

誰が授業中に石を投げられようぞ

 mailman はなんと発音するか。X君が「マイルマン」と発音したら、一部の物がどっと笑った。
 笑ったものは2つの点で間違っている。第1点。ロンドンでは「エイ」と発音せずに「アイ」と発音する人がいる。例えば、changeは「チャインジ」、eightは「アイト」だ。X君の発音はロンドン式だったのだ。
 第2点。これは第1点より大事なことだが、そもそも授業中に人の間違いを笑ってよいものか。誰だって完璧ではない。だから君だって間違いをすることがある。そんなとき、人に笑われたらどんな気がするか。
 聖書にこんな話がある。あるとき過ちを犯した女がいた。みんなはその女をキリストのところへ連れていき、「この女は悪い女だから、石をぶつけたい。どう思われるか」と尋ねた。キリストは「過ちを犯さないものからまず投げよ」と答えた。これを聞いてみんなはその場をひとりひとり立ち去った。
 さて、諸君、授業中に誰が「石を投げる」というのか。
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WHO CAN “THROW STONES” IN CLASS?

  How do you pronounce “mailman”? When X-kun pronounced [milmən], some of his classmates laughed at him.
  They were wrong in two points. First, some people in London say [ai] instead of [ei]. For example, they say [tʃaindʒ] for “change,” and [ait] for “eight.” X-kun’s pronunciation was a London way.
  Second, this is more important than the first. Is it good to laugh at your classmate’s mistake? Because you are not perfect, you may make a mistake, too. If your classmates laugh at your mistakes, how do you feel?
   You know this story in the Bible, don’t you? There was once a woman who made a mistake. People took her to Jesus Christ. They said, “This is a bad woman. We want to throw stones at her. What do you say about it?” Christ answered, “The one who does not make a mistake may throw the first stone.” When they heard this, they left there one by one.
  Now, everyone, who can “throw stones” in class?

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